VCPパターン/レーザーテック(6920)/2017年

ミネルヴィニの成長株投資法で紹介されているVCPパターンは出現頻度と再現性の観点から最重要のチャートパターンです。VCPパターンの本質は需給なので、マスターすればテクニカル分析技術が格段に上がります。半導体関連銘柄のレーザーテックは2017年にきれいなVCPパターンを描いているので、株価チャートを利用して理解を深めましょう(/・ω・)/

※本ページは個人的な学習メモであり情報の正確さは保証できません。

VCPパターン(週足)/レーザーテック

2017年に一旦天井を付けた後、13週移動平均線を割り込む2度の押しがありました。その後出来高を伴って高値を更新してから3週間の調整、次のブレイク後に本格的な上昇トレンドに入っていきます。3度の調整について日足で詳細を確認してみましょう。

VCPパターン(日足)/レーザーテック

日足では75日移動平均線を割り込む2度の押しの後、ギャップアップ後に25DMAを目指しながら浅い調整を経て再びギャップアップしています。

VCPパターンのポイント

チャートを見てVCPパターンのチェックポイントとエントリー候補日を考えてみました。

Check point

〇週足
・2017年6月に高値を付けた後、13週移動平均線を割り込む2度の調整
・出来高を伴って最高値更新
・平均以下の出来高で3週間横ばい
〇日足
・6/26,29,30は出来高が多く買い圧力を示唆
・7/4は75日移動平均線を割った割に出来高が少ない。売り枯れ。
・7/10,11は出来高が少ないが値幅の上半分で引けており売り圧力が弱いことが分かる
・2度目の押しは出来高が減少
・75日移動平均線で揉むも出来高は落ち着いている
・8/14は安く始まるも出来高減少で陽線、売り圧力が弱まってきた?
・8/24,30,9/5は出来高を伴った下落、振るい落としの可能性あり
・9/4,5は指数の弱さに反して堅調
・9/6は直近の支持線を割り込んで寄り付いたが陽線で終値は復帰、出来高が少なく売り枯れ示唆
・9/11にギャップアップでピボットライン(1060円)をブレイクアウト

Entry point

7/11 75日移動平均線逆指値でエントリー 損切りラインは7/7安値
  根拠:6月末の出来高増で保有者が入れ替わった。
     7/4の75日移動平均線割れは出来高少なく好需給
     その後は揉み合いながら出来高減の株価上昇
8/9 前回高値に逆指値でエントリー
  根拠:出来高を伴った急騰
9/7 直近支持線(8/17安値)に逆指値でエントリー
  根拠:支持線で強い買い支え、支持線割れ時は売り枯れ
9/11 前回高値越えに逆指値でエントリー
  根拠:これまでの結果を踏まえてピボットラインブレイクを狙う

ブレイク後の値動き

VCPパターンの特徴とブレイク後の動きは以下の通りです。

ベース形成期間:65営業日
クライマックストップからブレイクアウトまで:65営業日
調整幅:21.1%, 11.6%, 9.0%
上昇後トレンド継続期間:51営業日

天井はブレイクアウトから51営業日目の11/27に訪れました。11/17頃にトレンドラインを上抜けし過熱感が増したのが初めの天井サインでしょうか。

テンバガーの過去チャートから学ぶ

今回のようなチャート分析を多数公開しています。

私のチャート分析の着眼点は「ミネルヴィニの成長株投資法」、「オニールの成長株発掘法」、「出来高・価格分析の完全ガイド」に全てが記載されています。全て名著なので是非ご一読を。

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