CAN-SLIMで最高の成長株をスクリーニングする方法

オニールの成長株発掘法を読んだ後、いざCANSLIM投資を始めようと思っても銘柄スクリーニングの方法で悩まれる方が多いと思います。このページではオニールの成長株発掘法を基に成長株投資に取り組む具体的な方法をご紹介します。CANSLIMに合致する銘柄を2段階のスクリーニングで探し出します。1段階目は証券会社のスクリーニングツールを使って成長力のある銘柄を、2段階目ではチャート形状に注目して上昇する力強さを溜め込んでいる銘柄を選び出します。

この記事でわかること

CANSLIM銘柄の探し方
CANSLIM銘柄の売買タイミング
CANSLIMの詳細
CANSLIM投資関連書籍

けろ
けろ

CANSLIMを使って最高の成長株に投資しよう!

CANSLIM銘柄スクリーニングのポイント

CANSLIM投資の銘柄スクリーニングでは2つのポイントに注目しましょう。

  • 売上と利益の伸び率が高く安定していること
  • 高値圏で需給が整った銘柄であること

超簡単にまとめると・・・
こちらの条件でスクリーニングをかけた後に、チャート形状確認と出来高・株価分析を行えば有望なCANSLIM銘柄候補を抽出することができます。
オニールの成長株発掘法で述べられているファンダメンタルズ条件でスクリーニングした銘柄は毎月公開しています。

具体的な方法は以下で詳しく解説します。

ファンダメンタルズとチャートからスクリーニング

オニールの成長株発掘法ではCANSLIMを頭文字とした7つの条件で銘柄スクリーニングを行うことで、最高の成長株を最高のタイミングで購入する方法が述べられています。並外れた利益を狙える銘柄を絞り込むための条件であるため条件は厳しいですが、上場企業3000社超から探せば必ず見つかるはずです。頑張って探していきましょう。週末にスクリーニングを行い、購入候補銘柄リストを作成することをおすすめします。

高成長銘柄をスクリーニング

日本の証券取引所で取り扱われる4000銘柄近くのチャートを全て確認することは難しいですよね。まずは証券会社のスクリーニングツールを使って好業績の銘柄を抽出しましょう。

CANSLIMのファンダメンタルズ条件

CANSLIMのうち、業績に関するC,Aの要素を使って検索条件を設定します。

CANSLIMスクリーニング条件

経常利益変化率 :25%以上(前年同期比)
経常利益変化率 :25%以上(前年度比)
売上高変化率  :25%以上(前年度比)
ROE       :17%以上

オニールの条件と相違点がいくつかありますが、証券会社が提供するツールを利用する以上限界があります(^_^;)。EPS増加率を選択できないので、代わりに経常利益変化率を使用しています。

おすすめスクリーニングツール

様々な証券会社でツールが提供されていますが、私は楽天証券を利用しています。

楽天証券のスーパースクリーナ―の基本的な使い方はこちらの記事をご覧ください。

なおツールを使った1段階目のスクリーニング結果は1か月ごとにまとめて記事にしています。候補銘柄からチャート形状によるスクリーニングを行ってみてください。

以上のスクリーニングで高成長株を抽出することができました。後はCANSLIMの条件を満たすか、適切なチャート形状かを銘柄ごとに調べていきましょう。

チャートによるスクリーニング

スクリーニングツールを使って成長性の高い銘柄を抽出したら、次はチャートを見てスクリーニングを進めましょう。好業績銘柄であればいつ買ってもよい訳ではありません。利益をあげるために適切な購入タイミングがあります。オニールの成長株発掘法ではカップウィズハンドルダブルボトムなどのベースパターンを使ってエントリーのタイミングを決定します。

有望な銘柄を探し出すためにまずは2つのポイントに注目してチャートを見てみましょう。

株価は最高値圏で推移しているか
買い集めと振るい落としの動きが見られるか

好業績銘柄が必ずしも高値圏にある訳ではありませんので、1つ目の条件でも大幅に絞り込むことが可能です。高値圏の定義は銘柄や相場の状況にもよりますが、52週高値からの下落率が30%以下くらいを目安にスクリーニングするとよいでしょう。ちなみに前述したスクリーニングツールの検索条件に52週下落率を含めることも可能です。

時間軸はノイズの少ない週足がおすすめです。日足や時間足でベースパターンが現れることもありますが、週足に比べると信頼度&勢いは下がります。

CANSLIM銘柄の購入タイミング

CANSLIMとチャートパターンを確認して有望な銘柄を見つけてもすぐに購入してはいけません。CANSLIM投資ではピボットラインという抵抗線が購入タイミングと決められています。まさに上昇を開始した時点、期待値(リスクリワード比)が最大になったときが買いのタイミングです。株価と出来高の推移を見守り機会が訪れるのを待ちましょう。

ベースの種類によってピボットラインは異なります。詳細は以下の記事を参考にして下さい。

既にベースを抜けて遥か高みに…という場合には無理にエントリーせず次の機会を待ちましょう。上昇トレンドの途中で押し目買いのチャンスが現れるはずです。オニールの成長株発掘法では成功確率の高い押し目買いポイントが紹介されています。

カップウィズハンドルに見えるけど本物?だまし?買っていいの???心配になったときは出来高・株価分析の視点で見てみましょう。機関投資家の意図が浮かび上がってきます。

チャート分析は実践あるのみです。テンバガーの過去チャートを教材として使えば、ベースの見分け方やエントリータイミングの決め方を学ぶことができます。以下のリンク先では私が分析したチャートを公開しています。

CANSLIM銘柄の売却タイミング

株式投資では購入だけでなく売却のタイミングも重要ですよね。CANSLIM投資の基本的な売却タイミングは+20%で利益確定、-8%で損切りです。買った時点で売却ルールを再確認し、心に刻み込むようにしましょう。損切りポイントは購入時点で逆指値注文を設定してしまうのもよいと思います。利益を伸ばすための変則ルールもあるので詳細を確認してください。

成長株を幅広くスクリーニングする方法

オニールの成長株発掘法で紹介されているCANSLIM投資は、最高の成長株に投資するためにファンダメンタルズ条件の条件が極めて厳しくなっています。もう少し幅広い銘柄を見てみたいという方は、ファンダメンタルズ条件を緩和し、チャート重視でスクリーニングを進めることをおすすめします。私が日常的なスクリーニングで使っている条件は次の5つです。

成長株のスクリーニング条件

経常利益変化率     :12%以上(前年度比)
経常利益変化率     :10%以上(前年同期比)
売上高変化率      :10%以上(前年度比)
ROE           :10%以上
52週高値からの下落率 :0~-20%

相場環境にもよりますがCANSLIM銘柄のスクリーニング条件に比べて3~5倍の銘柄が抽出できると思います。後はチャートをチェックして、ベースの形成や需給の引き締まりが起きていないか確認していきましょう。

CANSLIMの本質を理解する

CANSLIM銘柄はどんどん高値を更新していくことでしょう。うまく乗れた銘柄でとことん利益を伸ばすことが投資成績向上の鍵です。自信をもって高値まで握りしめられるように購入前に改めてCANSLIMの要素で強みを理解しておきましょう。ただし過信は禁物ですよ。CANSLIM要素以上に値動きの方が大切です。投資家にとって優れた銘柄は値上がりする銘柄だけであることを忘れないようにしましょう。不穏な下落が始まればどのような銘柄でも売って逃げなければなりません。

ファンダメンタルズ要素(C,A)

株価を支えるのは企業の利益です。利益と売上が大きく・安定して伸びれば株価も自然と上昇してくれるでしょう。

・売上高変化率
 売上高が前年度比25%以上増加しているか?
・EPS増加率
 EPSが前年同期比、前年度比で25%以上増加しているか?
 EPS増加が数年にわたる継続的なものか?
・ROE
 ROEが17%以上か?
・将来性
 来期以降も継続的な成長が予想されるか?

新しい取り組み&新高値(N)

大きな利益をあげられる企業は何か光るものを持っています。勢いのある新興企業、画期的な新製品、新しい敏腕経営者などに注目すると面白い企業が発見できるかもしれません。 新しい取り組みで急成長する企業の株価は高値圏で揉み合い、高値更新を虎視眈々と狙っていることでしょう。

・新しい取り組みをしているか?
 新興企業、新製品、新経営者など、会社が急成長を始めるキッカケが見られるか?
 (四季報や会社HPをみて確認します)
・株価は高値圏にあるか?
・チャート形状から買い集め&振るい落としの動きが見られるか?

株の需給(S)

オニールの成長株発掘法では株の需給や流動性が株価に与える影響も述べられています。

・発行済み株式数の変動
 株式分割や自社株買いが最近行われたか?

主導株(L)

本当に強い銘柄には業界を牽引する強さがあります。良い銘柄を見つけたら、近いテーマの銘柄と見比べてみましょう。

・主導株か停滞株か共振株か
 業界を牽引する主導株か?
 同業他社と比べ優れたパフォーマンスを示しているか?

機関投資家の動向(I)

株価の上昇には機関投資家を始めとした大口投資家の買いが必要となります。

・機関投資家の保有状況
 機関投資家(銀行,証券会社,投資会社など)が大株主となっているか?
  直近で機関投資家の売り抜けが見られないか?

市場の方向性(M)

いくら優れた銘柄であっても弱気相場では指数に釣られて下落します。相場の状態を見分ける力はCANSLIM投資に取り組むうえで必ず身につけなければなりません。

・相場の地合い
 上昇相場か?

CAMSLIMをさらに学ぶために

CANSLIM投資の原著「オニールの成長株発掘法」の理解を促進するために「ミネルヴィニの成長株投資法」と「出来高・価格分析の完全ガイド」の2冊を読むことをおすすめします。銘柄の選び方・エントリーポイントの考え方は3冊の知識を複合することでレベルアップします。

投資技術を磨くには振り返りが重要

オニールやミネルヴィニの書籍では投資法を明確に提示してくれていますが、実践は簡単ではありません。自分の投資に落とし込むための投資ルールの作り方、振り返るための投資日記の書き方についての記事もご参照ください。

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