カップウィズハンドル/オープンハウス(3288)/2017年

オープンハウス(3288)は2016年から2017年にかけてカップウィズハンドルを形成し、高騰を始めました。以下の週足チャートにカップウィズハンドルが隠れているのが見つけられますか(/・ω・)/

カップウィズハンドル/オープンハウス(2017年)

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カップウィズハンドルの形を探すだけではなく、株価と出来高の推移が要件を満たしているか確認してみましょう。力強いカップウィズハンドルを見つけるためのヒントは以下の記事で解説しています。

さて、株価上昇に繋がるカップウィズハンドルの特徴を見つけることはできましたか?カップウィズハンドルの強さを見極めるポイントは以下で解説しています。

カップウィズハンドルのポイント

カップウィズハンドルを週足で確認

まずは週足で概要を掴んでみましょう。カップの中央付近で出来高を伴った振るい落とし、カップの右側で出来高の減少が見られますね。また取っ手の中頃で出来高を伴った下髭陰線を描いているのが印象的です。取っ手部分は週足終値で安値を切り下げてはいるものの、日足でみると長い横ばい期間に見えますね。続いて日足でカップウィズハンドルの詳細を確認していきましょう。

カップ部分を日足で確認

カップ部分の日足を見てみましょう。9月末に支持線を割ったときの出来高が少なく売り枯れ状態になっています。さらに株を買い集めるため大口投資家は下げ幅4%の大陰線を描き振るい落としをかけてきました。売り枯れを見て喜んでいた投資家たちの心理は冷え込んだことでしょうね。4日後にさらに出来高の増えた陰線を描き追加の振るい落としをかけています。これがセリングクライマックスとなり株価は反転、2日ほど出来高を伴って反発した後、ゆっくりと元の支持線上まで上昇していきました。マザーズ指数(オレンジ線)が10月中旬から下落を始めたのに対して、オープンハウスの株価が横ばい~上昇基調だったことが需給の良さを物語っていますね。マザーズ指数の大底となった11/9の値動きも、マザーズ指数が-5.8%に対しオープンハウスは-3.2%と底堅く長い下髭を付けています。マザーズ指数の上昇に合わせてオープンハウスの株価も上昇を始めました。

取っ手部分を日足で確認

株価はカップ底から勢いよく上昇しましたが、最高値更新を目前に天井を付け調整を始めました。取っ手形成の始まりです。1月中旬に支持線の割り込んで1度目の振るい落としが入りました。2度目の振るい落としは2月の中旬にGDで75DMA,200DMAを割り込む激しい振るい落とし。この下落の後は2日連続で出来高を伴った上昇となっており、買い圧力の強さを感じさせます。4月の上旬に指数に釣られて支持線割れの下落をしていますが、出来高が少ない点が注目ポイントですね。需給はかなり改善していると考えられます。ここから指数と共に上昇、GW明けに出来高を伴ってブレイクアウトしました。ブレイクアウト前の数日間株価横ばいの期間が見られました。30分足でさらに詳しく見てみましょう。

ブレイク直前の値動きを30分足で確認

ブレイク直前の株価横ばい期間について、30分足と日足を並べて掲載してみました。日足で気になる点は26日の下髭陰線と27日の出来高を伴った上髭陰線ですね。
26日下髭陰線は後場の初めに起こった急落が原因です。直近の支持線&75本移動平均も割り込む大きな下落だった割には出来高が少ないことから、需給が引き締まっている様子が伺えます。

27日の上髭陰線は大きな出来高を伴っていますが、30分足でみると引け際に出来高が集中しているのが分かりますね。また出来高の割に下落幅は小さく底堅い印象を受けます。

横ばいを続ける株価ですがチャートの節々で強さを感じますね。ブレイク前にコツコツ仕込み、急騰時に逆指値で買い増していきたいチャートでした。

過去チャートから大化け銘柄のエントリーポイントを学ぶ

テンバガーの過去チャートはテクニカル分析の教材として最高です。カップウィズハンドルやVCPパターンの例を公開していますので合わせてご確認ください。

実際にカップウィズハンドルを描いている銘柄を探したい方は、CANSLIM銘柄スクリーニングの記事がおすすめです。

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