かえる相場日記-2021/1/8週報

明けましておめでとうございます。年明け早々にボラリティが大きな状態が続いていますね。12月以降酷くやられすぎて滅入っています(^_^;)。金曜日の暴騰も私の監視銘柄とは無関係。相場の状態を確認してみましょう。

株価指数の状態

NASDAQ(QQQ)

1/4,6は出来高急増を伴う下落で25MAを割り込み大きな売り抜けがあったことが伺えますね。ただしその後は高い出来高を維持したまま高値を更新しています。売りぬけというよりも25DMAを使った振るい落とし効果の方が強かったようですね。

週足で見ると過去10週の平均出来高を大きく上回りながらの上昇です。ただし出来高の中身は1/4,6の陰線のウェイトが大きく売り優勢の首吊り線の印象を受けます。強気ムードですが私は苦手なチャート(^_^;)。

マザーズ指数(2516)

マザーズ指数はしっかりした値動きですね。12/28までは上値の重さを感じましたが、出来高を伴いながら移動平均線をブレイクし続け、1/8には25DMAを抜きました。このまま新興市場に資金が流れ込むと良いですね。

主導株指数

年末年始に主導株指数の入れ替えを行いました。今後は隔週で入替検討を行いたいところ・・・。

1/8に主導株指数は前回高値を越えていますね。出来高の大部分はネクステージが占めているので、実質前回高値と同程度の出来高で高値を更新しに来ています。騰落数を見ても、主導株が特段強い訳ではありませんね。気掛かりなのは主導株指数とマザーズ指数の比です。1/8の上昇が本物なのであれば1/4と同様に上昇するのが自然なのですが下落しています。私の監視銘柄群の低パフォーマンスの原因はこの動きですね(^_^;)。2020年9-11月を牽引してきた主導株の多くから資金が抜けている印象です。今後の動きに注目ですね。

主導株指数の詳細はこちらの記事をご確認ください。

個別銘柄の動向

新コーナー個別銘柄の動向を始めることにしました。今週ブレイクアウトした銘柄、需給が大きく崩れた銘柄など、チャートの教材として使えるかもしれない銘柄をピックアップしていく予定です。

今週は監視銘柄リストに入っているは不調でした。マザーズ指数の寄与度top50から買いたい銘柄を探してみましたが7銘柄ほど。底値圏に放置された割安株の上昇が目立ちました。

レーザーテック(6920)

監視銘柄の中で安定した強さなのがレーザーテックです。7月からVCPパターンを形成し、12月に最後の調整を行った後、年末にブレイクしました。半導体の供給不安に関するニュースも今後株価の追い風になる可能性があり、ますます期待できる銘柄ですね。

アサヒホールディングス(5857)

アサヒホールディングスは7月の急騰から3か月程度揉み合った後、株価が急落していました。この急落がよい振るい落としとなり需給が引き締まった結果、12月以降順調に株価があがっています。1つ目の底が浅いダブルボトムパターンですね。揉み合いレンジで節目として意識されていた3550円で1度調整が入った際に、売り枯れサインが見えたところでエントリーしたかったですね。

ファイバーゲート(9450)

以降悲しい銘柄群です(笑)。まずはファイバーゲートから見ていきましょう。

10月頃から形成を始めたVCPパターンを12月中旬にブレイクしましたが相場環境の悪化に伴い12/22にピボットラインを割り込みました。その後再び上昇に転じていましたが、1/4の最高値更新では10日平均以下の出来高しかありません。翌日以降も売り圧力に負け1/7,8で出来高を伴ってピボットラインを割り込みました。1/8の終値はピボットライン-6%程度、13WMWを支持線としてはいますが、監視リスト総崩れの状況を重く受け止め全て売ってしまいました(^_^;)。

グレイステクノロジー(6541)

グレイステクノロジーは7月から11月にかけてカップウィズハンドルを形成した後に急騰しました。オニールの成長株発掘法で述べられている8週間保有ルールに該当したため12月頭の天井サインは見送りましたが大失敗…。8週間経過&11月中旬の支持線を割ったため微益撤退としました。

ポジション取っていた当時は日足でみて大きな売り抜けはないと考えていましたが、改めて5分足で確認すると誤りが発覚。11/26から天井までの数日間、寄付き後の急騰に売り玉をぶつけたような痕跡が…。高い勉強代となりました。

グリムス(3150)

最後に高値圏で調整を続けていたグリムスを見てみましょう。11月末の天井から順調にボラリティが収束していましたが年始に急落してしまいました。VCP形成候補として監視敷いてた高値圏で調整を続けていた銘柄の多くが同じような動きをしていますね。年末まで候補に挙げていた銘柄の大半が買い候補から外れてしまいました。

CANSLIM候補銘柄のレラティブストレングス

続いてCANSLIM候補銘柄のレラティブストレングスを確認してみましょう。

3772:ウェルス・マネジメントのレラティブストレングスが急速に改善していますね。詳細データを見ると9月の急騰を評価した結果がレラティブストレングスに反映されているようです。一方でレラティブストレングスが大きく下がった銘柄もありました。ビーアールHLDG、グリムス、フィードフォース、ホープ…。このあたりは直近の急落が原因でしょう。

コード銘柄名2021-01-082020-12-302020-12-25
1726ビーアールHLDG697678
3150グリムス869596
3186ネクステージ868685
3772ウェルス・マネジメント846642
3962チェンジ999999
4424Amazia211
4493サイバーセキュリティクラウド14912
5070ドラフト979794
6035アイ・アールジャパンHLDG979898
6195ホープ428990
6532ベイカレント・コンサルティング979897
6920レーザーテック969696
7044ピアラ909088
7068フィードフォース929696
7071アンビスHLDG959698
7095Macbee Planet756679
8934サンフロンティア不動産212731

来週の展望

株価指数が上昇に転じ相場環境が改善したようですが、私の投資対象の成長株たちは軟調です(^_^;)。スクリーニング対象を広げつつ需給のよい銘柄に絞ってエントリーチャンスを狙いたいですね。自分のエッジを磨いて機会を探したいと思います。

あわせて読みたい記事

監視銘柄群のパフォーマンスは弱いですが年始に調べたテンバガー候補は好調です。成長株投資辛い…。

(編集後記)

相場日記のコンテンツを少しずつ変えています。あまり読者もいない相場日記なので備忘録も兼ねて気になった個別銘柄のチャートを貼っていこうと思います。流行りとは異なり完全後出しでチャートにコメントします(笑)。技術を磨くための備忘録です。皆様も一緒にチャートと向き合ってみては。

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