ベネフィット・ワン(2412)は2013年から2014年にかけてカップウィズハンドルを形成した後、高騰を始めました。以下の週足チャートにカップウィズハンドルが隠れていますが見つけることはできますか(/・ω・)/
カップウィズハンドルの形を見つけるだけであれば難しくないと思います。あわせてカップウィズハンドル形成中に現れた買い集めや振るい落としの動きを探してみてください。
見つかりましたか?私の解析結果は以下でご紹介しています。
カップの中央付近で5週間に渡り株価収束&出来高減少が見えており、買い集めと振るい落としが進んでいることが分かりますね。この株価収束だけでは株を買い集めきれなかったのか、株価を急落させてさらなる振るい落としを仕掛けています。急落によってカップウィズハンドルの形が少し崩れてしまっていますが、翌週以降に出来高を伴ってすぐに反発していることから、大口投資家がしっかり買い支えている様子が伺えます。その後240円あたりまで上昇した後に株価は下落に転じ、取っ手を部分を形成し始めます。取っ手を形成する中で現れた下髭は、売り圧力を少しずつ受け止める買い集めの動きでしょうか。下髭を付けた翌週、翌々週は出来高が極めて少なく、買い集めが進んだ売り枯れ状態を示しています。陰線の翌週は上髭陽線、陽線、小陰線と続いており出来高が徐々に減少していきます。初めの二つの陽線は上昇の試しとみることが可能でしょう。株価を少し上げ、売り圧力の大きさをはかっています。その後の出来高が少ない陰線は、売り圧力が枯れた最後のサインです。翌週には出来高を伴ってブレイクアウト、強力な上昇トレンドが始まりました。
取っ手形成中に需給が引き締まっていく様子は日足でみるとよくわかります。
10月上旬の下落では出来高減少&売り枯れの様相ですが、安値を切り下げた中旬以降は売り圧力が増え上髭が続きました。10/22は出来高急増で長い上髭陽線となっています。ここで高値掴みした弱い投資家たちが11月上旬の売り圧力を生み出しています。11/4,11/6は高く寄り付いていますが弱い投資家の戻り売りを受け押し戻されています。ただし終値は横ばい、買い支えが疑われますね。11/7,11/10は出来高急減で需給が整ったことを示唆していますね。まさに嵐の前の静けさ。11/11から株価高騰が始まっています。
ベネフィット・ワンがテンバガーを達成するまでに形成した他のベースは以下の記事で解説しています。
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